電動工具なしで棚作ってみた



きっかけは忘れてしまいましたが、木工DIYをやってみたくなり、そこから狂ったように本を読み漁り、ネット検索しまくり、最低限必要な工具や塗料を少しずつ揃え始め、必需品と言われる電動ドライバードリルを買う寸前で、はたと、騒音とか大丈夫なんだろうか・・・と我に返りました。うちは賃貸マンションなのです。。

検索してみると、案の定、近隣住民のDIYらしき騒音で悩んでいる投稿をいくつも目にしてしまいました。
ご近所トラブルは避けたいので、電動工具は泣く泣く諦めることに。

その替わり、こんな工具を使ってみました。



スターエムさんの木ネジビットという工具です。ネジの下穴が手で簡単に開けられるというのです。

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実際に試してみたところ、面白いようにぐいぐい穴が掘れます!



最初だけクイっと力を入れて木にねじ込んだら、あとはハンドルを回すだけ。大した力もいりません。面白いようにズンズン入っていきます。
ただ、抜く時はちょっとしんどいかもしれません。引っ張りながら逆方向に回すだけなんですが、ねじ込んでいくより時間がかかりました。
下穴さえあけられればネジも問題なく閉められます。もちろん電動工具に比べれば時間は何倍もかかりますが。


あと、今回は使わなかったんですが、こんなのも買いました。
ネジの頭を隠す為のダボ穴をあける工具です。



これもスターエムさんの商品で、ミニピットといいます。浅い穴を開けられるというものです。
8mmと10mmで迷った挙句10mmを買ってみました。
そこそこのお値段(800円ぐらい)するので、何種類も買えないから念のため大きい方に。
端材で試してみると、綺麗に開きました。
下の写真は、ミニピットで10mmの穴を開けた後に、真ん中に先程の木ネジビットで貫通させたところです。



10mmの丸棒を差してみるとぴったり。まだ実際に試していないので断言できませんが、ダボでネジの頭隠し、うまくいきそうな気がします。




木工の本を読んでいると、必需品としてハタガネという、木材をボンドで貼り合わせた後で圧着させる工具が出てくるんですが、これが結構お高く、しかも何本もいるので、こんなのを買ってみました。


ベルトクランプという工具です。箱ものを作る時にこんな風に使うらしいです。ハタガネほどの強度はないそうですが、しっかりとくっつきました。とりあえず1個しか買わなかったので、ボンドが固まってから順にくっつけていきました。せめてもう1個あった方が時間的に効率が良さそうです。



塗料は、これまた色々さんざん読み漁った挙句、扱いやすそうな、水性ステインと蜜蝋ワックスを使うことにしました。水性ステインは水で洗えるし、蜜蝋ワックスも石鹸で落とせます。どちらも無臭です。後片付けが簡単なのは大事です。

水性ステインはアサヒペンのチークとブラックにしました。


こちらのサイトの写真の雰囲気が良かったので、そのまま真似させていただきました。
→http://nonversus.jp/vmag/2016-1240/(DIYで簡単に作れるカッコいいローテーブル | VANILLA mag)

チークは布で拭き取りながら2度塗り、ブラックは拭かずに3度塗りしました。
チークの色は思ったより色味がなくてちょっと残念。もう少し赤味が欲しかったです。これはこれで古材のような雰囲気になっていいのですが。




蜜蝋ワックスは「未晒し蜜ロウワックス」というものを買いました。
届いてみると小ささにびっくり。でもちびちび使うものらしいので当分持ちそうです。




少量刷り込んだだけでしっとりした雰囲気になり、木目が強調され、ほどよい艶が出ます。
嬉しくなって色んなものに塗ってみたくなりましたが、もったいないのでやめておきました。
撥水効果があるとのことで、丸一日乾かしてから実験してみたらこのとおり。水滴が数分置いた後でも潰れて滲んでいきません。


拭き取ってみましたが、ぜんぜん色写りもしていません。すごい!



今回は先に塗料を塗ってしまったので、ダボでネジ頭を隠すのをやめて、ネジの頭を黒く塗って誤魔化すことにしました。
数年前に一度だけ使ったダイソーの塗料がまだあったので、それで塗ってみました。
※ブレブレですね。すみません。工作用の水性ペイントのブラックです。




ドライバーで締める時に剥げるかな、と思いましたが大丈夫でした。
黒がアクセントになってなかなかかわいいのですが、ネジの頭をめり込ませることができず、ボコボコしてしまいまいした。やっぱり天板だけでもダボで平面にした方がよかったのかな。
植物を置くだけの予定なので、まあ細かいことは良しとしよう。

というわけで、初木工DIYいったん完成しました♪


が・・・脚と天板の裏面に表面を保護するものを何も塗っていないことが気になって、とは言え、木目なんて関係ない真っ黒の部分に蜜蠟ワックスを塗るのはもったいないので、ワシンの水性ニスを1度だけ塗りました。
これで植物に水をやる時にうっかり水がかかっても大丈夫かな。
思ったほどテカテカにならなかったので安心しました。
同じワシンから、つや消しクリアーというニスも出ているんですが、普通のニスより高かったので、今回は普通のニスにしました。




ニスが乾いてから、予定していた場所に棚を設置してみました。思い描いた場所にぴったり収まるというのは快感ですね。作業自体も楽しかったし相当ハマりそうです。
手動で下穴あけ&ネジ締めは、ネジの量が多いと相当大変そうですが、空いた時間に少しずつ進めていけばいつかは出来上がるんではないかと。手芸や工芸作品でも作るような気持ちですかね。完成するまで作りかけの棚やら木材やら出しっぱなしになるので、家族には嫌がられるかもしれませんが。。

今回木材のカットはコーナンでやってもらいました。
コーナンアプリをダウンロードしてクーポンを提示するとカット代が無料になりました。
ちなみに、1×4材が、今だけの特価なのか198円!30mm×40mmの角材も300円弱で買えました。合計500円弱ですね。木材がこんなにお安く手に入るとは知りませんでした。今後もこの安いツーバイ材をメインにいろいろ作ってみたいです。

■今回主に参考にした本(全部図書館で借りました)
どの本も初心者にもわかるように丁寧に書かれていました。
パイインターナショナル
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KADOKAWA/メディアファクトリー
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NHK出版
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マガジンハウス
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はじめまして。
加齢に怯える団塊ジュニアです。
同世代の夫と、推定年齢23歳のヒョウモントカゲモドキ(♂)と暮らしています。
調べたこと、試してみたことなどを備忘録を兼ねて書いています。
長い間更新していませんが、無料のドローソフトInkscapeのHow toサイトもやってます。