先日投稿したビタミンCの効果についてもっと知りたいと思っていたところ、分子栄養学なるものを知り、この本に辿り着きました。
分子栄養学とは、個人の身体の状況に応じて不足している栄養素を補給し、病気を予防するというようなものだそうですが、この本では特に、肉を食べない事で起こる美容と健康への悪影響について書かれていました。
私はこれまで、タンパク質は大豆から摂ればいいと思い、肉は積極的に食べてきませんでした。ダイエット的な理由と経済的な理由で。
が・・・大豆に含まれるたんぱく質ではアンチエイジング的に問題があるようなんです。
というのも、肉に含まれるたんぱく質と大豆に含まれるたんぱく質では構成している必須アミノ酸のバランスが違っているのだそう。
その必須アミノ酸のバランスを「プロテインスコア」というのだそうです。
確かに大豆などの植物性食品にもタン白質は含まれていますが、プロテインスコアが悪く、特にメチオニンとリジンという必須アミノ酸の含有量が少ないのが欠点です。メチオニンは体内でタン白質を合成する最初の段階で必要とされるアミノ酸(開始アミノ酸)、リジンは美容にとって欠かせないコラーゲンの材料となるアミノ酸です。また、皮膚や髪の毛、爪などの材料として重要なアミノ酸に含硫というものがありますが、これも動物性タン白質に多く含まれています。
(P55-P56)
ちなみにこの本に載っているスコア表では、玉子が100で、サンマ96、豚肉90、鶏肉87、牛肉80、大豆は56となっていました。
また、菜食主義では、効率的に鉄分を吸収できる「ヘム鉄」が摂れないため、鉄分が不足してしまい、しわやたるみの原因になるのだそう・・・
といっても、野菜の替わりに肉を食えといっているわけではなく、マクロビ的な食事には動物性食品をプラスした方が栄養バランスが良くなるということです。
そういえば、友人の肉食女子は、実年齢より若く見えるし、お肌ももちもちしています。岩盤浴のせいだと思っていたけど、食生活も関係ありそうです。
若いころダイエットのことばかり考えていたせいか、お肉をしっかり食べることになんとなく抵抗があるのですが、このままだとお肌も髪もカサカサに干からびていきそうなのでちゃんと食べようと決心しました。
ちなみに、ダイエット中のたんぱく質確保の方法としては、お肉だと脂肪過多になりがちなので、無脂肪のプロテインパウダーをおススメされていました。
この本では、アンチエイジング以外にも、お悩み別アドバイスとして、さまざまな症状に対する具体的なアドバイスが書かれていました。
興味深かったのですが、実行しようと思うと、かなりの種類のサプリメントを摂取することになるので、ちょっと抵抗があるかな。。。品質的に信頼できそうな物はお値段も張りますしね。。
なるべくバランスの良い食事を作って、ビタミンCだけはサプリに頼ってみようかと思います。
気になるのは胃と腸内環境のこと。胃がピロリ菌に感染して粘膜が萎縮していたり、腸内環境が悪かったりすると、せっかく取り込んだ栄養素を効率よく消化吸収できないのです。『栄養療法を行うにあたっては、胃粘膜の若返りが非常に重要なのです。(P129)』とのこと。両親2人ともピロリ菌に感染していたので(除菌済み)私も感染していそうです。せっかく頑張ってバランスの良い食事を作っても、消化吸収できなかったらあほらしいので検査受けてみようと思います。
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