※初回投稿2017年7月21日
先日見たNHKの某健康番組で衝撃を受けました。
ビタミンCの摂取量で老化スピードに差が出てくるのだとか。
→ 若さの秘薬! ビタミンCの実力(http://www.nhk.or.jp/beautyscience-blog/)
半分に切って放置したりんごは酸化によって茶色く変色してしまうけれども、ビタミンCに漬けておいたりんごは6時間経ってもまったく変化しない。これと同じようなことが人の細胞でも起こるんだとか。
番組内の実験で、尿中の8-OHdGという体内の酸化度を示す数値が、ビタミンC1000mgを接種後、ほんの1時間で大きく変化(改善)していました。こんなにすぐに体に変化が起きるなんて衝撃。。ポリフェノールや他の抗酸化物に押されがちなイメージがあるけど、やっぱりビタミンCってすごいんだなあと実感。若さを保つためには1000mg/日を目標に摂るべし、とのこと。
ただ、不要なビタミンCは尿から排出されてしまうので、摂りだめができないのと、食事から摂れる量が限られているのが難点。。調理法によっては流れたり壊れたりしてしまいます。
そこで推奨されていたのが煎茶なのですが、これは茶葉も食べる場合の話。茶葉を毎日料理に使うのは考えられないし、煎茶1杯飲むだけでは6mg程度しか摂取できない模様。1000mgなんて気が遠くなる話です。
プロオキシダント効果?
そこでサプリに頼ろうかと思ったのですが、高容量のビタミンCを摂取すると逆に活性酸素を発生させてしまう「プロオキシダント効果」が起こるとの情報を目にしました。気になって調べてみたところ、こんな記事を発見。
特定の条件下では、ビタミンCは酸化的損傷に関与する可能性を持つプロオキシダントとしての役割を果たす[8]。いくつかのin vitro試験では、経口サプリメントから摂取されたビタミンCがプロオキシダントとして働き染色体やDNAの損傷を引き起こし、おそらくはがんの発症の原因となることが示唆されている[8,87,88]。しかし、他の研究では、ビタミンCの高摂取による酸化的損傷の増加やがんリスクの上昇は示されていない[8,89]。
※ビタミンC | 海外の情報 | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業(http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html)より
例えば、一時的な虚血状態を伴う病的状態に陥った時には細胞や組織中の酸素濃度が急激に低下します。虚血状態、すなわち低酸素状態では細胞の中にあるビタミンCは共存する鉄イオンと積極的に反応して活性酸素を多く産生します。本来、ビタミンCには活性酸素を消去する働きがありますが、虚血状態では逆の働きをしてしまうわけです。生じた活性酸素は細胞を障害し、結果的に細胞死を引き起こします。
もし、この説が正しいとすれば、ビタミンCの過剰摂取は虚血状態では大変危険であることになります。もちろん、健康な時には何ら問題はありません。
※ビタミンCの真実>ビタミンC過剰摂取の悪影響(http://www.vit-c.jp/vitaminc/vc-06.html) より
色々な研究結果があるようですが、「特定の条件下」ではない健康な状態であれば、1000mg程度なら問題なさそうかな?
それより摂らずに老けていくリスクの方がこわい・・・
ビタミンCを買うにあたり、どれを買ったらいいのかわからなくて、いろいろ調べてみました。
サプリか医薬品か
ビタミンCについて調べてみようと図書館に行ったら「サプリメントの正体/田村 忠司 著(Amazon.co.jpで詳細を見る)」という本を見かけたので読んでみると、やはり安いサプリは安いなりのようで、実体はほとんど添加物、ということもあるようです。なので、一つの提案として、薬剤師さんのいる薬局などで売られている「第〇類医薬品」という表示のついたものを買うことを勧められていました。ちなみにこの本では、
ビタミンCは働き者でかなりの量が必要なため、人体に入るなり、各臓器で「取り合い」状態になります。(P.123)と太字で書いてありました。体内にビタミンCがあるのとないのでは元気度が全く違うんだそうです。
アスコルビン酸・アスコルビン酸ナトリウム・アスコルビン酸カルシウムの違いって?
医薬品として売られているビタミンCの成分を見ると、この3種類がよく使われています。違いがわからなかったので調べてみると、アスコルビン酸単体では酸っぱいし、胃への刺激もあるので、アスコルビン酸ナトリウムまたはアスコルビン酸カルシウムを配合して調整しているみたいです。参考:
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138064368(アスコルビン酸とアスコルビン酸ナトリウムの違いを教えてください。)
- https://www.healthy-pass.co.jp/product/vitamin_c400/(ビタミンC-400 | 製品一覧 | 株式会社ヘルシーパス)
アスコルビン酸ナトリウムの場合はナトリウムを摂取してしまうので、塩分制限をしている場合はアスコルビン酸カルシウムの方が良く、製品で言うと、タケダビタミンCがそれに当たります。
Amazon.co.jpで詳細を見る
同じような成分で、サイキョウ・ファーマという会社から出ている、ファイミンC2000という商品だと、タケダの半額以下のお値段です。
現在(2018/9/27)Amazonにも出品されています。ただし送料がかかります。
Amazon.co.jpで詳細を見る
で、このお安いファイミンC2000を発注しかけていたのですが、どうしてもすぐに欲しくて、でも薬局に売ってなくて、替わりにイワキのアスコルビン酸の原末を買ってきました。
イワキのビタミンC(アスコルビン酸原末)を飲んでみた
Amazon.co.jpで詳細を見る
某化粧品口コミサイトのレビューに酸っぱいと書いてあったので、酸っぱいものが苦手な夫が飲めるのか心配だったのですが、大丈夫のようです。
添付のスプーン半分ぐらい(400mg~500mg)を100m程度の水に溶かして飲んでみたのですが、無理なく飲めました。酸っぱいものが好きな私には物足りないくらいです。これを1日に数回に分けて飲んでみようと思います。
※ちなみに、用法としては、朝晩すりきり1杯(1g×2回)摂取するようになっています。
追記(18/9/27)
粉末タイプのアスコルビン酸(イワキ)を数か月飲んでいたのですが、近くのドラッグストアで錠剤タイプのファイミンC2000を発見したので、現在はこちらを飲んでいます。
粉末タイプは冬場に飲むのが寒いのです。。
錠剤タイプはお手軽なのですが、体内でちゃんと溶けているのかが気になるところです。。


粉末タイプのアスコルビン酸(イワキ)を数か月飲んでいたのですが、近くのドラッグストアで錠剤タイプのファイミンC2000を発見したので、現在はこちらを飲んでいます。
粉末タイプは冬場に飲むのが寒いのです。。
錠剤タイプはお手軽なのですが、体内でちゃんと溶けているのかが気になるところです。。
こちらの記事もどうぞ